HOME > ちくのう症の恐ろしさ
慢性化することの危険性
風邪が治って鼻の粘膜が元通りになれば、
自然口も開通して急性副鼻腔炎も同じように治っていきますが、
鼻の粘膜の腫れ(はれ)が長引くと自然口が
なかなか広がりませんから副鼻腔の中の膿は
鼻に出て行けず、溜まったままです。
副鼻腔に溜まった膿は次第に粘膜を傷つけ、
粘膜が腫れ上がり、本来の膿を鼻へ運んでいく働きが
低下していきます。
そのため、膿がますますたまりやすくなり、
さらに腫れは鼻腔にも拡大します。
鼻の粘膜の腫れがひどくなると、再び副鼻腔にも拡大して・・・
と悪循環になり慢性化していきます。
慢性副鼻腔炎の症状は、
鼻づまりや黄色い鼻水、
鼻水がのどの方に流れる後鼻漏(こうびろう)などです。
急性副鼻腔炎とほぼ同じですが、一般的に
急性副鼻腔炎よりは症状は軽いことが多いです。
また、嗅覚(きゅうかく:におい)や味覚(みかく:味)が調子が悪くなることもあります。
お子さんの勉強への影響(大人も・・)
お子さんが副鼻腔炎になった場合、表立った症状は
さほど辛くはないかもしれませんが、お子さんの生活に
副鼻腔炎が原因となる影響が出てきます。
そのうちの一つが「集中力の低下」です。
副鼻腔炎になると鼻がつまって息をしにくく感じるため、
自然と口を開けたままとなりがちになってしまいます。
鼻がつまるので頭もボーッとすることが多くなり、
その他にもノドに鼻水が流れ込むことにより咳払いやも咳もおこったりします。
お子さんの学習は「人生の基礎」となるものなので
しっかりと身に着けさせたいと思われるかもしれませんが、
副鼻腔炎があるとそうはいかなくなってしまいます。
幼稚園、小学校、中学校、高校といった受験を
考えているご家族や本人にとって、
副鼻腔炎のせいで勉強に身が入らないというのは、
あまりにももったいないといえるでしょう。
副鼻腔炎は、鼻かぜとまぎらわしい場合もあり、
受験生のお子さんがどうも鼻をすすってたり、鼻声が続く、
ちょくちょく咳払いをするといった鼻がすっきりしない
感じがあれば耳鼻科で一度相談してみることをお勧めします。
治りにくい慢性副鼻腔炎★
副鼻腔炎の中には治りにくいものもあります。
それには鼻茸(はなたけ)の存在が大きな要因の一つです。
この鼻茸はポリープともいいますが、
副鼻腔でふくらんだぶよぶよした病的な粘膜が、
鼻腔との通り道である自然口を通って鼻腔の方に
とびだしてきた状態です。
鼻茸が見えてきたらまず間違いなく慢性副鼻腔炎に
なっているといっていいでしょう。
そもそも、自然口での鼻水の流れが悪い状態が続くと
慢性副鼻腔炎になりやすいのですが、
さらに長い期間副鼻腔の粘膜が腫れている
状態からできた鼻茸により、さらに自然口から鼻水が鼻腔へ
流れていくことがじゃまをされ、より治りにくくなってしまいます。
この悪循環状態にまでなると、のみ薬だけの治療だけでは
治りにくいものになってしまいます。
岡山県岡山市南区福浜西町、福浜市営住宅より徒歩1分の場所にある耳鼻科、みやはら耳鼻咽喉科です。当院では赤ちゃんからお年寄りまで岡山市の市民をはじめとする全ての方に安心して治療を受けていただけるようスタッフ一同がんばっています。
|ちくのう症ってなに?|ちくのう症の診断| |ちくのう症ってどうしてなるの?|ちくのう症の恐ろしさ| |子どもはなぜちくのう症にかかりやすいか?|ちくのうって臭うの?| |ちくのうって頭痛がするの?|ちくのう症の手術| |ちくのう症の薬|鼻茸ってなに?|ちくのう症はこうして治す| |コラム|監修者ごあいさつ|ちくのう症のよくある質問| |サイトマップ|アクセス|診療予約| |
都合により診療時間途中で受付を終了することがあります。 |
休診日: 日曜・祝日・ |
|
【月・火・水・金】 AM 8:30〜12:00、PM 3:30〜6:00 |
【木・土】 午前のみ AM 8:30〜12:00 |
|
スマホや携帯電話やパソコンを利用しての受付方法についての詳細はコチラをご覧ください。 |