耳鼻科　岡山県岡山市南区のみやはら耳鼻咽喉科　副鼻腔炎　ちくのう症

ちくのう症では、くさい臭いがします。

これは鼻の奥にある副鼻腔（ふくびくう）に膿（うみ）がたまるからです。

ただし、患者さんによっては「家族から口が臭う」と言われるといった、鼻ではなく口の臭いという表現の方もおられます。

この「膿」というのは鼻で暴れるばい菌が悪さをしてできるのです。ばい菌を殺す治療（抗生物質（こうせいぶっしつ）をのむ）が必要です。かぜ薬やドラッグストアで売っている漢方のような薬ではばい菌は死にません。

また、ちくのう症は膿のたまる副鼻腔というところがちょっと特殊で、骨で囲まれた空間なので抗生物質が効いたからといってすぐに膿がなくなるのではなくてゆっくりゆっくり膿が消えていくのです。

お医者さんから処方されたお薬を数日のんで「臭いが消えた。あ〜、よかった♪」と
そのまま放っておくとまたすぐ臭いがぶりかえすことになります。

ただし、鼻水がでてるけど臭いがしないからちくのう症ではないとは限りませんので、ご注意ください。